カシャン絨毯
カシャン絨毯は、イラン中央部のカシャンで制作されるペルシャ絨毯です。カシャンは古くから織物や絨毯制作で知られ、サファヴィー朝期には宮廷文化とも深く関わる工芸都市として発展しました。歴史資料にもカシャン産の絨毯や絹織物に関する記録が残されています。
カシャン絨毯には、中央に大きなメダリオンを配し、その周囲を花、蔓、葉などで構成する対称的なデザインが多く見られます。複数のボーダーで全体を囲み、中心から外側へ文様を展開する整った構成も特徴です。
色彩は深紅や濃紺、アイボリー、緑などを用いた作品が多く、年代や工房によって配色や文様の細かさにも違いがあります。素材にはウールを主体とするもののほか、シルクを使用した作品も見られます。
vintagecarpetでは、1890年代のアンティークから1950〜1970年代、1980年代のヴィンテージまで、幅広い年代のカシャン絨毯を掲載しています。