カーペット|製造年代の分類

カーペットの
製造年代の分類

当店では、取り扱う手織りカーペットを
4つの製作年代カテゴリーに分類しております。
各カテゴリーの特徴や参考例をご紹介します。

オールドカーペットは日常に取り入れやすく、
経年を楽しむ第一歩として人気の高い存在です。
さらに時を重ねたアンティークカーペットは
長い年月を経て色調が柔らかく変化し、
深い風合いや唯一無二の趣きを纏います。

オールド

[2000-2010年代]
オールドの参考例
比較的新しい時代の手織りカーペットですが、すでに生産終了しているデザインや地域独自の技法が使われていることも多く、現代の大量生産品には見られない「手仕事の味」が残る時期です。製織技術の継承が終わりつつあるなかで、最後の職人世代による丁寧な仕事が感じられます。
さらに、オールドギャッベなどは当時の化学染料による鮮やかな発色と、使い込まれたことによる色の“ゆらぎ”が同居した独特の味わいが魅力で、芸術作品のような佇まいを楽しめます。その軽さや柔らかさから、実用性と美術的価値の両立が図られた一枚一枚が、使い手の感性を刺激します。状態が良いものが多く、日常使いにもおすすめです。
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ヴィンテージ

[1980-1990年代]
ヴィンテージの参考例
この時代は遊牧民の生活様式が変化し、定住化が進んだことでカーペットにも大きな変化が訪れました。伝統と近代が交差する独特な色づかいや構図が魅力です。
部族や産地には伝統や文化を反映した独自の紋様をもっています。紋様が現代のインテリアとも調和しやすいバランスを持っています。触れるほどに味が増し、暮らしに温かみと個性をもたらす存在です。
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セミアンティーク

[1950-1970年代]
セミアンティークの参考例
「文化としての手織りカーペット」が生活に根付いていた時代で、家族のために、あるいは嫁入り道具として織られたものも多く、色や紋様に物語性が宿ります。
ウールの質も高く、草木染めの色合いは年月を経て深みを帯び、視覚だけでなく手触りにも魅力があります。この時代のカーペットは自然素材や草木染めの深い色合い、高品質なウールがふんだんに使われており、手で触れると厚みや温もりが伝わるようです。
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アンティーク

[1940年代以前]
アンティークの参考例
数十年〜100年以上前に織られた“時を超えた芸術”であり、護符的な意味や一族の象徴が込められ、一点一点に強い精神性と文化背景が宿ります。風合い・色調・素材感が年月を重ねることでしか生まれない円熟味を醸します。
特にアンティークペルシャ絨毯はその希少性と芸術・工芸としての価値は日を追うごとに高まっています。歴史とともに培われた手仕事の美しさはまさに文化遺産であり、長い年月を経た一点物としての存在感を放ちます。
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